■生育状況・病害虫発生状況
定植が始まってきています。
播種については高温障害による発芽不良に注意して下さい。
播種後に曇天が続く場合は苗の徒長に気を付けて下さい。
■管理・病害虫防除
○播種
種子が割れて芽(根)が出始めるのが、播種から7時間後となります。その時が高温であると発芽不良になり、芽が生長しない可能性が高くなります。
そのため、発芽時間を夜中の涼しい時間帯にするには、夕方に播種をするのが最も良いでしょう。
高温対策として白色のセルトレイを使用するのも良いです。
また、品種の播種時期を確認し、適期に播くようにして下さい。
灌水は朝と昼の2回を基本としますが、曇天で培土が湿っているようであれば、朝1回でも構いません。
夕方の灌水は徒長の原因になるので控えて下さい。
培土
・与作N-150
・ヨシダ培土A(N-180)
・スミソイルN―150ロングα(亜リン酸)
・スミソイルN-180ロングα(亜リン酸)
〇育苗中の防除
・すそ枯れ病
予防 ダコニール1000 1,000倍(14日-3回)
治療 バリダシン液剤5 800倍( 7日-3回)
※ダコニール1000はべと病の登録もあります
※すそ枯れ病、べと病共に苗で感染し定植後の本圃で発病する可能性があるので、予防の防除を行いましょう。
※定植時に灌注するパレード20フロアブル(100倍)
は育苗期後半から使用できます。
・ヨトウムシ
アファーム乳剤 2,000倍(3日-3回)
プレオフロアブル 1,000倍(7日-2回)
※定植時に灌注するジュリボフロアブル(200倍)、プレバソンフロアブル(100倍)は育苗期後半から使用できます。
育苗中の防除として定植1週間前に処理しておくことも可能です。
〇定植時の防除
・すそ枯病、菌核病
パレード20フロアブル 100倍(0.5L/トレイ)
・ネキリムシ
フォース粒剤 9kg/10a(定植時1回)
・ヨトウムシ
プレバソンフロアブル 100倍(0.5L/トレイ)
ジュリボフロアブル 200倍(0.5L/トレイ)