■生育状況・病害虫発生状況
たんそ病、アブラムシ、スリップス、ハダニの発生時期ですので定期的に防除を行って下さい。
・グレーシア乳剤について
天敵(チリ、ミヤコカブリダニ)への影響日数は現時点では分かっていませんので注意して下さい。
■管理・病害虫防除
《苗の管理》
梅雨が長かった事により平年より苗が徒長している様子が多くみられます。切り離し後は苗の間隔を充分に確保して下さい。
・葉かき
葉は1週間に一枚程度展開します。定植時に5枚になるように2~3枚程度葉を残して葉かきをおこなって下さい。
・灌水
灌水は朝に十分におこなって下さい。天気や風の状況により乾きすぎると思われる場合は15時頃までに灌水又は葉水をおこなって下さい。夜間まで必要以上な水分が残るとたんそ病の発生が助長されますので注意して下さい。
・施肥
施肥量は窒素成分で100㎎/株を目安におこなって下さい(IB化成の場合は2粒)。施肥をおこなう時期によって肥料の肥効期間を考えて種類を選択して下さい。8月20日以降は置き肥ではなく液肥で管理して下さい。
・環境
タンソ病菌は20℃以上になると飛散が始まります。また、発育適温は25℃~35℃です。ハウス内が高温・多湿にならないように十分に換気できるように妻面、サイド、屋根を可能な限り開放して雨よけ育苗を行なって下さい。扇風機等がある場合は24時間起動して下さい。
《本圃》
定植前に必ず以下の薬剤を使用して下さい。
・ダイアジノンSLゾル…コガネムシ類幼虫
定植前(本圃)全面土壌混和25倍100ℓ/10a1回
・ネマトリンエース粒剤…ハダニ、ネグサレセンチュウ
定植前全面土壌混和20~25㎏/10a1回 ミヤコ21日
《検鏡》
必ず花芽検鏡を行ってから定植をして下さい。
その後の管理(葉かき枚数等)がわからなくなってしまいます。
農薬はローテーションを行い防除して下さい。
農薬や管理方法は各営農経済センターまでお問い合わせ下さい。